50 Prince St.

仕事のミーティングの中でクライアントの方も僕もニューヨークに以前住んでいた話で盛り上がった。久しぶりに当時のことを思い出した。僕は1991年の3月に渡米した。転勤などではなく、とりあえずの細い人脈を頼りに「アメリカで仕事がしたい」というだけで所持金800ドルと簡単な着替えだけもって出かけた。そして、SOHOにある向こうで知り合った方のアパートに居候した。「50 Prince St.」という住所で、PRINCE STREET沿いにアパートはあって、ちょうど「Dean & Deluca」のすぐ裏手だった。毎日夜中まで仕事をして、7ブロックくらい歩いて家に帰った。今よりずっと治安の悪い感じだったが、なぜか「ワクワク」していた。半年くらい「今、僕はニューヨークにいるんだ!」的に陶酔感があったが、そのうち当たり前になった。不思議なことに「当たり前」な感じになると急に「英語」が話せる様になった。今僕は世田谷に住んで、世田谷で仕事をしている。なんとも不思議な気持ちになる。行き当たりばったりのニューヨーク生活だったが強くさせてもらった。30代のうちにニューヨークに事務所を持ちたい。

Comments are closed.