社風のデザイン 2
水曜日, 6 9月 2006
自分たちはデザイン会社に所属するデザイナーです。デザインをビジネスすることを生業としているわけです。この「ビジネス」というものとはうまくつき合っていかなければいけませんね。僕の考えるデザインとは「感覚」というものがとても重要な要素となりますので、これを他人、つまり依頼者の方にわかっていただかなければ成立しません。しかし、今度はあまりに「わかっていただく」ことに集中しすぎてしまうと「感覚」が置き去りにされてしまいがちです。確かに数字やデータなどは安心の材料になるかもしれませんが、デザインをわかってもらうのに論理的な話は面白くないと思ってしまうんです。「なぜ、このデザインなのか?」という問いに対して「過去のデータによりますと…」という話は眠くなっちゃいます(笑)。スケール感の話をPixelという単位で話したり、文字の形をアールの角度で話したり、誤解を恐れずに言えばユーザビリティなんていう言葉もつまらない言葉ですね。先日はTV番組のデザインの話でプロデューサーの方とアラスカやモンゴルの体験談を話しました。ミーティングそのものが楽しい会話だったように思います。デザインの話し合いには感覚で話したい。デザインのことを話すミーティングは「感覚の共有」ということだと思うんです。デザインの事務所ではあまりマーケティングだとかリサーチだとかはデザインの材料にはならないと思っています。我々のもっている「感覚」そのものが依頼者にとっての利益になるのではないかと思っています。我々の仕事は感覚の仕事です。