大空デザイナー

やっぱり人ってワガママな生き物だなあって思います。あ、自分のことですよ。「デザインが無性にやりたい」って思い、「おお、じゃあやってくれ」ってなもんでいろいろな方々から依頼をいただいてやっていて睡眠時間もままならない状態になってくると途端に逃げ出したくなってくるんですよね。何からといえば「生みの苦しみ」みたいなものからです。そのやりたいデザインというのは、やはり何らかの形で社会と繋がっているものを求めているので、そこには当然のように「生み出す責任」みたいなものがやっている最中に見えてきます。この重責が胃を痛めていくんですね。苦しいことを感じてもそれを「ああ、つらい」なんて口にしても何も解決しないので、ひたすらに消化と昇華を目指すんですが。わかってはいましたが、経験を重ねるごとにペンが走らなくなります。つまり「気軽さ」みたいなものが薄れてきます。そんな眉間に皺の寄ったようなものではまだまだなんですよね。元来、デザインって「夢工場」みたいなものでなくてはならないと思うんです。不眠症になってたり、胃を痛めながらやっていては夢工場ではない。そう考えると、今、自分に必要なのは「懐の深さ」みたいなものでしょうか。見ているだけで心が洗われるようなものを次から次へと生み出す空のような。毎日、多くの人を元気にしたり、感動させたり。そんな「大空」のようなデザイナーを目指したいものです。

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