羽田から長崎へ

朝一番の飛行機で長崎へ向かう。国内の飛行機移動は必ずと言っていいほど羽田からの出発。僕は普段とは違うノスタルジックな気持ちになる。なぜなら、僕は羽田が生まれ故郷なのだ。空港までの道路。ちょうど萩中の周辺。何の変哲も無い東京の下町の風景。もうこの世にはいない両親を思い出し、道ばたの木いちごをつまんで食べたり、京浜工業地帯特有のいたるところにあったスクラップ置き場で赤サビだらけでかくれんぼをしたことなんかを思い出す。僕の日本の旅はほとんどがこんなちょっとセンチメンタルに始まる。今日は長崎へ。初めての土地。原爆が落ちたことくらいしか知らない土地。佐世保に停泊している海上自衛隊のイージス艦がその印象を一層強める。空はどんよりとしていた。

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