お正月にテーマを見出す!?

お正月はとても多くの「普通の人」と話をする機会が増えます。それは年末から年始にかけたいろいろな「挨拶」という習慣の中での、一年の中でも貴重なことのように思います。毎年、この「普通の人」、つまり親戚のおじさんだとか、親兄弟だとかと話をしていていかに自分が世間から離れた所に意識が行っているかを確認できる絶好の機会です。もちろん、普通の人との普通の会話には「どのWebサイトのデザインが優れていたか?」なんていう話題は出てきません(笑)。インターネットの話すら出てこない場合がある。この瞬間に、いかにネットというもののメディアとしての力がまだまだ未熟かを垣間見れたりもします。また、ほとんど全員が「ケータイ電話」を持っていますが、親戚の誰一人「デザイン」では買っていません。「なんとなく」とか、「お店の人に薦められた」とか。でもしっかりとメールやら、写真やらは使いこなしています。自分としては勉強半分、ため息半分という感じでしょうか。iPodなんていうシロモノも親戚の間では話題になっていない。しかし「にしおかすみこ」とか「小島よしお」はキーワードとしてあがってくる。フムフム。これらはすべてテレビからか!? なんて思っても、すべてがそうではないらしい。近所のウワサや交友関係から得た話題。会社関係や地域の集まりなどからのもの。雑誌や新聞、折込広告。話題のものはすべて「今の自分にリアルに面白いモノ、コト。お得な情報。役立つもの。ゴシップ」な話題です。マーケティングって何なんでしょうね….。僕は以前、NHKの大河ドラマのオープニング映像を手がけましたが、その話題は引き続いています。強い..。大衆という言葉が適切かどうかはわかりませんが、あえて「これらの”普通な”話題とその話題をもつ人たち」を大衆と呼ぶとすれば、その大衆に支持されるということの強さを考えてみたいと思い続けています。郊外に増えた「ちょっとおしゃれなショッピングモール」と、ひたすらに強さを見せるジャスコやライフや西友などの「不滅のスーパー」のバランス。ちょっと前までプロダクトデザインの高付加価値を匂わせていた携帯電話の店頭ディスプレイに燦然と輝く「今なら0円!」と大きく張られたPOP。フランスの片田舎から空輸されて並べられた貴重なワインの隣に置かれた飛ぶように売れるサトウの切り餅。商品のためのプロモーションデザインの大舞台の”カンヌ国際広告賞”とこれらの販売の最前線のコントラスト。はてさて、「センスがあって、ユーモアに溢れた大衆向けのデザイン」とは。そのデザインの秘訣とは何か? はたしてその秘訣という光は見えてくるのか!? そして、その秘訣を駆使したクリエイションは「いいデザイン」なのか!? 僕の40代のテーマになるかもしれません。

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