琳派
月曜日, 17 11月 2008
昨日は最終日の「大琳派展」へ、滑り込みで観てきました。光琳ファンとしては観ておきたかった実物の数々がそこにありました。まぎれもなく「オリジナリティ」がそこにあって、背筋をピンと伸ばしたくなる感じが僕にはしました。まさに、世界に胸を張れる独創性だと思います。蒔絵も、そして、数少ない着物への表現も、やはり、実物を目の当たりにするということは何ものにも代え難い体験ですね。穴があくほどいろんな光琳の書籍を読んできましたが、その存在感やら、質感やらはこうして実物を一目だけでも観ることで自分の中での「感じ方」をアップデートしてくれます。僕自身は、尾形光琳ともう一人、長谷川等伯が大好きです。それらは何か、僕の琴線に触れて、何かを創作するときに時々、目にして、そして刺激にしています。なぜ、この2人の絵が好きなのかは分かりません。タイプも全くと言っていいほど違う。何かこうそこに封じ込めた空気のようなものが、僕のある種「気持ちよさ」の感覚を包んでくれるようで、それでいて、どこか緊張感が漂っている「いい塩梅」なのです。最終日の昨日は入場制限がかかるほどの集客でした。そしてそんな人ごみはなんだか「これだけの人が琳派の人たちの絵を見たいと集まった」という事実そのもので、日本人として嬉しくなる気持ちでした。企画者の方、ありがとう。いい企画でしたし、なにより貴重なものをいろいろな場所から集めたことのご苦労は想像すると大変なことだったろうと思います。「琳派」という流れが、途切れることなく、これから先の現代の日本でも受け継がれていくことをどこかで期待しながら。自分も映像の世界で「琳派」だなんて言われたいなあ、なんて思ってしまいました。