さようなら、スタンダード・シリーズ。

大晦日。道路はすっかり空いていて、正月の空気が都内にも流れています。とはいっても世田谷界隈を車で走らせているだけですから、都心は「ザ・大晦日」的に賑やかかな。そういえば子供の頃、大晦日といえば親父と一緒にアメ横だったけな、なんて思い出して、アメ横なんてもうしばらく行ってませんが、人が塊のようになっているだろうと思います。まだ、午前中、朗らかな太陽。最後の「スタンダードシリーズ」を味わいに、事務所へ。誰もいない事務所、ぐるっと見回して、深呼吸。イスに座って、じっくりと微睡みました。「スタンダード・シリーズ」っていう社名を思いついた時のこと。うんうん唸りながらロゴをデザインして、やっとできた時のこと。なんだか照れながら初めて電話で「ハイ….スタンダード・シリーズです」って電話で出た時のこと。出来たばかりのロゴを入れた名刺ができてきた時のこと。初めてスタッフの募集広告を出した時のこと。初めて領収書をもらう時に社名をモジモジしながら伝えた時のこと。友人から「いい社名だ」と言われて静かに有頂天になった時のこと。退社するスタッフから「この社名、絶対に忘れません」と言ってもらった時のこと。クライアントから「スタンダードさんみたいな会社。憧れです」って言ってもらって、こっそり泣いた時のこと。次から次へ、忘れていたいろんな事を思い出しました。窓の外は、すがすがしい陽気の大晦日晴れ。さようなら、スタンダード・シリーズ。この5年間は僕にとってかけがえのない時間でした。本当にいろんなことを教わった。このロゴも。社名も。絶対に忘れない。このDNAはこれからもきっと脈々と受け継がれていく事でしょう。ありがとう、スタンダード・シリーズ。

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