自分の技術は墓場に持っていくよ(笑)
木曜日, 29 10月 2009
どうやら風邪をひいてしまったようです。でも、仕事しています。別に明日までにしなければいけないことに追われている訳でもないのですが、風邪を少しひいて、少し熱っぽいのが災いして、なんだかあれしようとか、これしようとかを思いついてしまう。そして、こんな体調の中にどういうわけか依頼のメールが来る。そういう新しいことに、なんだか飢えている自分が、風邪ということを二の次にしてしまっています。不思議なことに、風邪っぽくなるとそうしてモチベーションが上がってしまうので質が悪いのです。そんな風邪気味な中で、ものづくりを長年やられている方とお会いしました。何十年も僕より年上の大先輩ですが、その方は未熟な僕の若輩な話を一生懸命聞いてくださいました。大先輩であるはずなのに「アドバイスが聞きたい」とおっしゃって、お会いしたのです。僕はいろんな話をしながら、なんだかアドバイスする立場なのに勉強させられました。自分は歳をとってこうして経験も積んでいった時に、自分よりもすごく若い人の話を真剣に聞くことができるだろうか。アドバイスが欲しいと言えるだろうかと考えさせられました。毎年毎年、少しずつ経験値は放っておいても蓄積していきます。覚える事と引き換えに忘れる事も多いのですが(苦笑)。でもきっと、「初体験」なことは少なくなって、緊張感などはだんだんと薄らいでいくでしょう。現に、プレゼンの場面で緊張することなど少なくなりました。そういう経験値はこの方のように「初心を忘れない姿勢」をどれだけ邪魔しないでいられるでしょうか。帰り際、質問しました。「ビジネスで儲けたら何しますか?」と。そして返ってきた答え「できるだけ後輩に負の遺産を残さないようにする。でも自分の技術は墓場に持っていくよ(笑)」きっと、継承のことを話されたんだと思う。次の世代にできるだけの援助はするけど、最後は自分でやれ、という意味に受け取りました。噛み締めます。風邪をひいている場合じゃありませんね。