合図で、駆けだす。
日曜日, 22 11月 2009
「きっかけ」って面白い。平日の日々も、週末も、気がつけば自分の行動は「きっかけ」から始まったいろいろな嗜好や目標などで決められている。雑誌で見かけたものを思い出して出かける。テレビで見たことに触発されて、はじめたこと。友人から勧められて好きになったもの。本を読んで感銘を受けて始めたもの。心に響いたそのどれもが、誠実なことのように思う。いいなあ、と思う事の多くは純粋に感動したり、心に触れたものだ。そんな風に「きっかけ」というものは時に不意に直面し、感覚に訴えたり、心に深く刺さったり、時にはまるで物語のようなエピソードを携えながら心をとらえます。きっかけの語源を調べてみると「漢字で書くと「切っ掛け」。「きっかけ」とは、歌舞伎独特の表現方法である「見得」を合図に、場面転換の用意などで、裏方達が走っている様子から来た言葉。「きる」は歌舞伎の「見得を切る」の「切る」、「かける」は、裏方さんが「駆ける」。見得を「切る」のを合図に「駆ける」から「きっかけ」となった。」という説があるようです。手がかりを見つけて、それを合図に駆け出す。ということですね。なんだか、とても清々しいほどの、気持ちのいい響きがそこにはある気がします。きっかけとのたくさんの出会いは、まずは自分で行動するということかもしれません。行動にはきっかけがついてくる。だれかが合図を出すのを待ち伏せているかもしれませんね。今、僕は自分たちのメディアとして「d&tv」という小さなテレビ局を運営している。社内の有志3-4人でこつこつと撮影したり、編集したり、アニメーションを作ったりしている。配信は毎週金曜日。なんだか、高校時代に熱が入ったバンドのように、中学時代に友人と面白がっていたミニFM局のような感覚だ。配信している映像は「ドキュメンタリー」「料理」「ものづくりの裏側 – メイキング」という流行に左右されにくいテレビの代表格をネタにしている。これに「旅」や「テレビショッピング」が加われば最強だ(笑)。なんといっても予算が無い。無いというよりほとんど趣味。趣味だけど、本業の守備範囲なので「面白がって、ちゃんと」やっている。そして、何よりこのテレビ「きっかけテレビ」というコンセプトなのです。「料理してみたいな」「ものをつくってみたいな」とか、もしくは「映像つくってみたいな」っていうのもいい。そして、今週、そんなきっかけtvに大いに連動する雑誌が出版される。仲間のナガオカとD&Dチームと札幌の仲間の3KGの連中とが連日連夜の汗の結晶とも言える雑誌「d design travel」僕は、テレビ側としてまたもや今後に大きく影響しそうな「きっかけ」に出会う予感がしている。明日、札幌店でスタッフ全員で祝杯をあげようと思う。大いなる「きっかけ」の誕生を。